
こんばんは、苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
2月のブログで法人を設立したことは書きましたが、その際は会社名や業種などは一切触れず、
法人を作ったことも許認可が下りて事業開始になるまでは…と思いほとんどの方には伝えていなかったのに、
先日お客さま先を訪問したところ、
お客さまから「大塚さん、旅行会社の社長になったの?」と聞かれて、
え?え?え?と思っていたら、
東京商工リサーチの苫小牧・千歳版が毎週発行している冊子の中で、管内の新設法人として掲載されていたらしいです(笑)

お客さまもよく見てるよね~~(゚Д゚;)
というわけで、会社を設立して、先日無事に旅行業の登録が終わり、やっと事業が開始できる状況となりましたので、旅行業の登録について忘れないうちにボチボチ書いておこうと思います。
そもそも「旅行業」とは旅行業法に基づき、「報酬(旅行代金など)を得て、旅行者のために運送・宿泊機関の利用等の手配、またはそれに付随するサービスを提供するビジネス」を指します。 これを行うには、主たる営業所の所在地を管轄する都道府県知事、または観光庁長官への登録が必須です。(無登録営業はペナルティの対象になります)
そして、この「旅行業」の登録のための「3大要件」があります。
登録を完了するためには、大きく分けて以下の3つのハードルをクリアする必要があります。
① 財産的基礎(基準資産額)
旅行業に種別がありますので、その種別に応じた「基準資産額(資産から負債を引いた額など)」を満たしている必要があります。
② 旅行業務取扱管理者の選任
営業所ごとに、国家資格を持つ「旅行業務取扱管理者」を1名以上(常勤)配置しなければなりません。
海外旅行も扱う場合:総合旅行業務取扱管理者
国内旅行のみの場合:国内旅行業務取扱管理者
③ 営業保証金(または弁済業務保証金分担金)の供託
万が一のトラブルの際、旅行者を保護するためにお金を預ける必要があります。「旅行業協会(JATA/ANTA)」に入会すると、この供託金の額を5分の1に抑えられるため、多くの事業者が入会を選択します。
旅行業の種別や基準資産額についてはまた追々まとめますが、
今回、資本金の60%を出資して、一緒に取締役になった方は疎遠になっていた時期も含めて10年近い付き合いなのですが、
行政書士になる前に「旅行業をやりたいんだけど、どうしたらいいの?」と聞かれて、
この3大要件を説明して、有資格者がいないと事業が出来ないんだよと返したところ、
じゃあ資格取ってよと言われ、行政書士になってから考えるねと流していたのに、
行政書士になってしまったので、本当に資格を取得することになりました(笑)
一応、2024年には国内旅行業務取扱管理者は取得していたのですが、これだと国内旅行しか取扱いが出来ないので、
2025年に総合旅行業務取扱管理者の資格を取得しました。
国内旅行業務取扱管理者の資格を持っていると、総合旅行業務取扱管理者の試験で4科目あるうちの2科目が免除されます。
試験範囲がかぶっているので、しっかり勉強している人であれば、1年で両方の資格取得を目指すことも可能だと思いますが、
総合旅行業務取扱管理者試験の海外旅行実務の試験範囲が、航空券の料金計算の問題やら、英語の問題やら、地理の問題やら、時差計算の問題やら、航空会社や空港の3レターコードの問題やらと異常に広くて、個人的には行政書士試験の方が日本語で書いてくれているだけ分かりやすかったです…。
しかも、選択肢から正誤を選ぶ問題も、正誤の個数が何個なのかも記載がないタイプの問題も結構あります…。
実は、旅行業協会というのは全国旅行業協会(ANTA)と日本旅行業協会(JATA)という二つがあります。
国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者、どちらも国家資格ですが、
国内旅行業務取扱管理者試験を主催しているのは全国旅行業協会(ANTA)
総合旅行業務取扱管理者試験を主催しているのは日本旅行業協会(JATA)です。
ちなみに、国内旅行業務取扱管理者試験はCBT試験方式で、全国のテストセンターでパソコンを使って受験します。受験期間内でテストセンターに空きがあれば、自分で日時を決められます。
対して、総合旅行業務取扱管理者試験は全国一斉の受験日で会場での筆記試験となります。
国内旅行業務取扱管理者試験は合格すると、厚紙で出来たそれなりの合格証が送られてきますが、
総合旅行業務取扱管理者試験はネットのマイページ上での結果発表で、合格証のPDFをダウンロードして自分で印刷します(笑)
ちなみに、結果発表日当日も特にメールなどのアナウンスもありませんし、マイページでの合格証もダウンロード期限が決まっています。
私は試験終わった後の自己採点で不合格だと思っていたので、マイページにログインしなかったら見落とすところでした…。
結構、二つの試験&二つの協会の間で雰囲気が異なります(笑)
そんなわけで、試験に合格してしまったことから、旅行会社経営という長い旅が始まることになったのです…(試験に合格したときは、旅行業をやりたがっていたのはビジネスパートナーの方だったので、自分が経営者になるとは思っていなかった…)
総合旅行業務取扱管理者試験では、海外の観光地について色々聞かれるのですが(写真でこれがどこかも聞かれたりする)、タイの観光地はほとんどに「ワット〇〇」と付きます。
「ワット(วัด)」はタイ語で寺院を意味する言葉で、
「ワット・プラケオ」「ワット・ポー」「ワット・アルン」「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」などなど。覚えられなくて本当に大変でした…。
ヨーロッパはヨーロッパで、城ばかりなので、それも覚えられませんでした…(笑)
意外と人が明るそうな中米・南米に中二病みたいな名前の観光地が多くて、頑張って覚えたけれど、中米・南米は試験に出る確率が低いです(笑)
