
こんにちは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
今日で事務所を開業して1年を迎えました。
とは言っても去年の今頃は官公庁のBPOバイトに行っていたので(会計事務所を退職して色々制約を付けられていた2年が経っていなかったのでひっそりと開業した)、あんまり1年経った感じはしませんが…。
当初、記帳代行先3件のみで、他にこれといったツテもアテもないまま独立しましたが、まぁ、なんとかやっています(独身子無しなので、あまり目標を高く設定していないのもあると思う)。
忙しすぎでもなく、暇すぎでもなく、良いお客さまばかりで、ストレスが無さ過ぎて、
逆にこれで良いのか?と思っている今日この頃です。
ストレスが無いことがストレスになっていて(笑)、
仕事をする上で、ある程度のストレスやプレッシャーというのは必要なんだなと実感し、
会社員時代を懐かしく思っていたりして、個人事業主というのはないものねだりだなと思っています(笑)
今のように、仕事のついでにスタンプラリーに行ったり、出先でごはん屋さんを開拓するような個人事業主ならではの緩さも大切にしつつ(笑)、開業2年目は、もう少しプレッシャーのある仕事で経験値をアップさせていきたいなーと思っておりますので、面白い仕事のご依頼お待ちしております!!
さて、開業1年を迎えるにあたり、弊所名を商標登録出願してみました。
というのも、同期のM先生から、他の単位会の行政書士が同一の事務所名を巡ってもめているらしいよ、という噂を聞いたからです(笑)
商標を登録すると、登録した人(または会社)が、その商標を独占的に使えるようになり、
- 他人が同じ名前やロゴを使えなくなる
- 模倣やトラブルからブランドを守れる
- 信頼性のあるビジネスとして認知されやすくなる
メリットがあります。
もし商標登録をしていないと、似た名前や同じ名前を他人に使われてしまい、自分で使えなくなることもあります。商標登録は先願主義ですので、先に名前を使っている方がいても、後から名前を使った人の方が先願であれば、そちらの方が優先されてしまいます。
実際、弊所と同じ事務所名の司法書士さんが埼玉にいらっしゃるので、何かあった時用にと思い、手続きしてみました(その司法書士さんは、「司法書士ありのみ事務所」にされていて、行政書士試験も合格されているようですが、行政書士登録はされていない模様。また、M先生いわく、SEO対策的には「行政書士+〇〇事務所」の方が有利らしいです。)
商標登録出願の流れとしては、
- 出願の準備
登録したい商標と、使用する商品やサービスの内容を決めます。 - 特許庁への出願
インターネットまたは書面で、特許庁に「商標登録出願」を行います。 - 審査
出願内容が法律に適合しているか、すでに似た商標が登録されていないかなどを審査されます。 - 登録料の支払い&登録
審査に通れば、登録料を支払って「商標登録証」が発行されます。
私は出願は3月19日だったのですが、その後特許庁から出願費用を預かったとの報告が来たのが3月28日で、そこからJ-platに掲載されたのは、4月20日頃でした。
ただ、現段階ではあくまで審査待ちの状態で、これから審査が始まりますが、審査期間はおおよそ6~12か月のようです。
弁理士に依頼していれば、審査が早くなるようですが、自分自身で出願した場合はだいたい1年くらいを見ておいた方が良さそうです(同期の行政書士で出願して半年ほどで拒絶理由通知書が届いた方もいらっしゃいます…、そこから補正対応して登録まで1年以上かかっている方も…)。
商標登録にかかる費用としては、まず出願時に1区分あたり12,000円(電子出願の場合)がかかります。
審査に通れば、登録料として1区分あたり28,200円(5年分)または48,500円(10年分)がかかり、
私は1区分のみの出願ですので、無事に登録された場合にはトータルで60,500円かかる予定です。
本当は、「ナシエさん」も商標登録したかったのですが、
絵にはすでに著作権が発生していることや、絵と一緒に名前を商標登録するのであれば、絵と名前をセットで使わないといけないようだったり、例えばナシエさんの文房具を作るのか、Tシャツを作るのか、セミナーに使うのか、何に使うかで区分がやたらと増えていき、費用ばかりかかりそうだったので今回は見送りました…。
見送ったけど、他の誰かに先願されないようにせねば…(笑)

そんなわけで、引き続き「ありのみ行政書士事務所®(審査待ち)」をよろしくお願いいたします。
商標登録出願時に区分の中でどういう業務をするのかを具体的に列挙していくのですが、すでに出願している行政書士の内容を見ていると「身の上相談」を挙げている方が地味に多い…。
昨日の弁護士ドットコムではないけれど、意外と身の上相談をしたい人というのは多いのかもしれないですね。