外資系企業は合同会社多いよね。

こんばんは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。

昨日は札幌に行って、大学時代の友人とランチをしたり、Adoちゃんのライブに行ってきました。

ライブ内容は千秋楽までネタバレなしでお願いします、ということだったので書かないですが、

一番後ろのA席だったのでAdoちゃんの顔は一切見れませんでした(笑)

双眼鏡も持ち込み不可なので、衣装もまったく見れず…。

さて、開演前に送られていた花を見てたら、あのユニバーサルミュージックも合同会社なんですね。

(Adoちゃんイメージの青いバラ、綺麗ですね。)

ちなみに、ユニバーサルスタジオジャパンもAmazonもAppleも西友も合同会社です。

合同会社と株式会社の違いは、以下のような感じです。

 株式会社合同会社
意思決定株主総会社員総会
会社の所有者株主各社員
会社の経営者(業務執行者)取締役業務執行社員(選任しない場合は社員全員)
所有者と経営者の関係所有と経営は分離所有と経営は一致
役員の任期通常2年、最長10年任期なし
会社の代表者代表取締役各社員(明示的な代表者として代表社員を定めることも可能)
決算公告必要不要
定款認証が必要作成は必要だが、認証は不要
利益配分出資割合に応じる出資割合に関係なく、定款で自由に規定できる
設立手続きの費用約18万円~約6万円~
資金調達株式など資金調達方法の幅が広い株式発行ができない

税務ではほとんど違いはなく、中小企業だと株式の利益配分をすることはあまり多くないですので、

スタートアップや一人経営であれば、(定款作成を注意しておけば…)登記費用も安く済む合同会社で十分だと私は思いますが、

AmazonやAppleほどの大手外資が合同会社にする理由は(しかも元々株式会社だったのをわざわざ合同会社へ組織変更している会社もあります)

・官報などでの決算公告が不要なので、決算を公にせずにすむ

・損益の分配が株式会社のように持株に応じ決まるわけではない

・出資者と経営者が同一のため、株主総会や取締役会が不要。株主からの意見を経営に反映させる必要がないし、所有と経営が一体となった運営がされるため、迅速な意思決定ができる。

・役員の2~10年ごとの重任時の登記も不要なので、登記費用も抑えられる。

・日本法人を「株式会社」にした場合、日本の「会社法」に基づく申告手続きやルール整備が必要となるが、親会社がアメリカにある場合に、日本にある子会社が合同会社だとアメリカの税制上、パススルー課税(法人や組合などの組織には課税せず、構成員に対して課税する制度)を選択することが可能になり、アメリカの親会社が、税務上のメリットを享受することもある。

などの理由があるようです。

たまに、合同会社だとよく知られていなくて信用がないのでは?という意見もありますが、

AmazonやAppleは法人名が認知されているため、会社形態が合同会社かどうかのイメージを気にする必要がないというのもあると思います。

まぁ、大手外資じゃない会社でも、外部からの資金調達も考えていないなら、最近は合同会社もそれなりに認知されてきているので、あまり心配しなくていいと思いますが、あとは個人の好みです…(身も蓋もない)

ちなみに、株式会社の登記上の役員は「取締役」ですが、合同会社の登記上の役員は「代表社員」ですので、合同会社の社長は「代表取締役社長」を名乗れません。

単に「社長」だったり、「最高経営責任者」だったり、「CEO」などを名乗ったりします。

ある意味、代表取締役社長よりカッコいいかも?


おまけ

大学時代の友人からおすそ分けしてもらった競馬グッズ。

札幌記念を友人のお勧めの馬で馬券購入したけど、紙屑となりました(´;ω;`)

投稿者について

ありのみ行政書士事務所

令和6年5月1日に登録された北海道苫小牧市の行政書士です。
あなたのナシをアリ!に変えていきたい~というダサいキャッチコピーとともに、事業者様の記帳代行や補助金申請、許認可等に対応しています。
ホームページ初心者ですが、よろしくお願いいたします。

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