こんばんは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
アンケートなどの書類を書く時に職業を記載する欄、ありますよね。
私自身は直近1年くらいは「パート・アルバイト」だったり、「フリーター」と記載することが多かったのですが、先日は「個人事業主」と書いてみました。
でも、今はまだ個人事業主としての収入よりバイト先での収入の方が多いので、
まだまだメインはパート・アルバイトなのかもしれませんが…。
職業欄が選択式の場合は、その選択肢の中から適当なものを選ぶのですが、
記述式の場合など、書き方に迷うときありますよね。
65歳以上で年金を受給している人は「無職」という職業なのか、たまに見かける「年金受給者」は職業なのか?
家族従業員で時給で働いているわけではない、毎月定額だけどフルタイムで働いているわけではないときに、個人事業主の家族であれば「専従者」でいいのかもしれないですが、法人で役員じゃない場合はその働き方は「正社員」なのか、「パートタイマー・アルバイト」なのか?
日本人は1日8時間働くのが一般的だから、8時間働いていないなら正社員ではないと思いがちですが、
世界で見た場合には8時間より短い時間の正社員だってたくさんあるわけで、働き方の固定観念に囚われていてはいけないなーと思います。
あと、ここ最近何度か聞かれることがあって困ったのは
障がいがあって就労継続支援施設で働いている場合の職業は何か?というもの。
就労継続支援事業には、2種類あり、A型とB型があります。
就労継続支援事業A型は、雇用契約を結び利用する福祉サービスなので、最低賃金が保証されます。
4~8時間くらいで働くことが多いと思いますので、職業欄はパート・アルバイトでいいのかな、と思います(雇用契約書に記載の内容で判断したらいいと思います)。
それに対して、就労継続支援事業B型は、雇用契約を結ばずに利用する福祉サービスですので、
賃金ではなく成果報酬の「工賃」が支払われます。
「工賃」は年末調整はされないので、金額によっては自分で確定申告する必要が出てきますが(ただ、確定申告するほどの工賃をもらう方というのは稀だと思います)、事業所得ではなく雑所得で確定申告するようですので、個人事業主というのも当てはまらないと思いますが、家内労働者と言うにはちょっと堅苦しい? 利用者さんが労働だと思って前向きに働いているなら、無職扱いをしてモチベーションを下げる必要もないように思ったり…。
記述するスペースがあるなら「就労支援事業所利用者」などの書き方だったり、
例えばパンを作っている施設であれば、「パン職人」などの記載の仕方もあるのかもしれないですが、
選択肢の中から選ぶとしたらやはり「パート・アルバイト」になるのでしょうか(あくまで私個人の意見です)。
福祉の現場ではどのように記載しているのでしょうか。
まぁ、書類の性質に応じて書き分ければいいとは思いますが…。
職業欄というのは意外と書きにくいな~と思いました。