こんにちは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
10月4日から11月1日まで毎週金曜日に開講されていた
苫小牧市社会福祉協議会主催の市民後見人養成講座を受講してきました。
受講は無料で、分厚いテキストがもらえます(笑)
今回の受講生は10名で、男性1名・女性9名でした。介護・福祉経験者が多かった感じです。
私は介護・福祉業界での勤務経験はないですが、旧ホームヘルパー2級やサービス介助士、福祉住環境コーディネーター資格などで学習歴はあったので、講座内容自体は特段難しいものではなかったですが(ただ、レポート課題が数回あるのでちょっと大変)、新しく得る知識もあり、勉強になりました。
後見・保佐・補助の三類型の見直しが検討されている話や、一生涯の後見ではなく、必要な部分だけの後見をしたり、後見人の交代もスムーズにできるように制度変更の検討がされている話や、法定後見と任意後見の違いなど、行政書士試験で勉強する民法以外の視点で後見制度を学べたことは大きかったです。
講座の中で、専門職後見人として資格名が出てくるのも、弁護士・司法書士・社会福祉士ばかりで、全然名前出てこなかったですが行政書士も一応専門職後見人です…(;^_^A
任意後見や法定後見をされている行政書士もいると思いますが、
ただ、一般市民の方が専門職に依頼して後見制度を使うには結構ハードル高いよなぁ…と。
もちろん、法律対応が求められることもあるので、そういった場面では専門職であることも活きてくると思いますが、
被後見人になる人はすでに何らかのお困りを抱えている状態ですし、むしろ意思決定支援が必要なので、被後見人さんの気持ちを大切にできるということが後見人に一番求められていることのような気がします。
一応、後見支援員として登録手続きをしましたが、実際に社協から活動依頼が来るのかは??です。
行政書士会の成年後見支援センターへの登録はお金もかかるので、そちらに登録するかはおいおい考えます。
社長がボケて、成年後見人になっても会社は乗っ取れません。