こんばんは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
今日は大相撲五月場所の千秋楽で、大の里関が初優勝を飾り、前回の尊富士関に続いて、日本人の若手力士の活躍は素直にうれしいです。
さて、NHKでは一般的に企業の宣伝はできませんが、大相撲のときは力士のまわしだったり、取組前の懸賞旗で堂々とテレビに会社名を映すことができます。
懸賞旗の懸賞金は基本的にどんな企業でも出資できるようですが、懸賞金については、1本あたり70,000円(税込)となっていて、一場所で15本以上の出資から受け付けているので、最低1,050,000円(税込)が必要になりますし、懸賞旗は懸賞金を出す会社が準備します。
懸賞について – 日本相撲協会公式サイト (sumo.or.jp)
70,000円は、勝利力士にその場で渡されるのが30,000円、源泉所得税等としての積立金(預り金)が30,000円、取組表掲載料・場内放送料などの事務局の手数料で10,000円が内訳となっています。
懸賞金を出す企業もNHKで会社名を宣伝できるとなると、105万円の経費も高くはないのかもしれないですね。
No.2813 広告宣伝のために支払う賞金等|国税庁 (nta.go.jp)
ちなみに、力士は幕下だと毎月の給与の仕組みはなく、場所手当となり、年収としても100万円以下の厳しい世界ですが、十両以上だと日本相撲協会から毎月給与が支給され、社会保険も付きます。番手ごとに基本給が設定されていて、横綱は月給300万、大関は250万円のようですΣ(・□・;)
給与のほかに、本場所特別手当や出張手当、髷を結うための補助金や、取組の星に応じた報奨金などが出ますし、優勝金や三賞でも賞金がでます。
幕内優勝で1,000万円、三賞で各200万円となっているようです。
力士の給料はいくら?関取と幕下以下の驚くべき差の秘密は?相撲取りの収入を詳しく解説! (sumo-guide.com)
優勝賞金は一時所得、懸賞金は事業所得として受け取りますので、確定申告が必要になってきます。
他にも、力士が後援会(タニマチ)から受ける金品については一時所得、
力士が後援会等(タニマチ)から受ける祝儀については、法人から受けるものは一時所得、個人から受けるものは贈与…と所得の種類が分かれていて、力士の確定申告をする税理士さんは大変ですね(;^_^A
私も見返りなしで支援だけしてくれるタニマチがほしいです…(笑)