
こんばんは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
昨日のブログで知人のパキスタン人に連帯保証人を頼まれて断った話を書いたのですが、
そもそもの連帯保証人になるのが難しいという気持ちもあったのですが、彼との間に本当の信頼関係が築くのが難しいな、と思う部分があったからです(彼は日本語が読めないし、このブログの存在を知らないので書きますね)。
以前のブログにも書いたことがあるのですが、
パキスタン人ってどんな感じ? – 苫小牧 ありのみ行政書士事務所
イスラム教の教え自体が子供は多い方が良く、早くに結婚するものという考え方です。
彼個人の価値観というより、宗教的な考え方だと思いますし、馬鹿にするというより、純粋に疑問に思っての発言だと信じたいですが、私が結婚もしていなくて、子供もいないことについて今まで色んなことを言われてきました。
仕事の相談をされたときも、現状の制度として難しい内容だったので、それは難しいことだと伝えたときも、それを何とか出来ないから結婚できないんだとも言われました(笑)
私だけならまだしも、子供がいないご夫婦に対してもそういった発言があり、そのご夫婦が子供を望んだのか、望まなかったのかは分からないですが、宗教の考え方というより、人として??と思う部分があったからです(彼は私とほぼ同年代です)。
私は結婚もせず、子供もいない中で、仕事に邁進して貯めたお金で不動産を購入しています。
もちろん、結婚して子供がいる中でキャリアを築いてお金を貯めている人もいると思いますが、
彼が馬鹿にしてきた私のキャリアの中で思い切って購入した不動産を連帯保証の当てにされるのは、精神的にしんどいなと思った部分が大きかったです。
都合のいいときだけ、イスラム教の相互扶助の考え方を持ち出されてもねぇ…。
それなら、結婚できないくらいモテない私を助けてくれよ!!!
(と言っても、イスラム教に改心するつもりもないしなぁ…。)
私のこういった人生も許容してくれる人が連帯保証人になることを相談してくれていたらもう少し考えていたのかな~と。
さて、お盆時期に北海道に遊びにきてくれた友人は食品の商品開発の仕事をしています。
その友人が言っていたのですが、日本のみならず、他の先進国も少子高齢化が進んでいる中で、
宗教人口として増える要素があるのはイスラム教だけなのだそうです(子どもが多いことが徳を積むという宗教なので、件の彼のみならず、他の人もたくさん子供がいる)。
なので、友人の会社でもハラルフードの開発に力を入れるように指示されているとのこと。
ハラルフードの「ハラル(Halal)」は、イスラム教の教えで「許されている」という意味のアラビア語です。
食品に関しては、イスラム法で食べてもよいとされているものを指します。
逆に、禁止されているものは「ハラム(Haram)」と呼ばれます。
イスラム教徒(ムスリム)が安心して食べられるハラルフードには、以下のような基準があります。
- 豚肉や豚由来の成分はNG:豚は不浄なものとされており、一切の豚肉や、豚由来のゼラチン、ショートニングなどは食べられません。
- アルコールを含む食品や調味料はNG(みりんや酒も含む):件のパキスタン人いわく、今は「スシロー」に置かれている醤油にもアルコールが含まれていて、スシローでお寿司に醤油をかけられないのだとか
- 屠殺の方法が決められている:動物はアラーの名を唱えて屠殺され、血をしっかり抜く必要があります。特定の儀式に沿って処理されていない肉はハラムとされます。
- 原材料や加工方法にも注意
- ゼラチン、調味料、香料なども動物性原料かどうかを確認する必要があります。
- ハラルの食品には、鶏肉、牛肉、羊肉、魚介類、野菜、果物、穀物などが含まれます。ただし、これらの食品も、ハラルの認証を受けた施設や方法で処理されている必要があります。
ハラル認証は、イスラム法にのっとって製造・加工された食品であることを証明するものです。この認証を受けた食品にはハラル認証マークが付いており、イスラム教徒の方が安心して食事を選ぶための目印となっています。
業務スーパーは色々とハラルフードの取り扱いがあるので、パキスタン人への差し入れを買うときはよく行きます。






ハラルのマークも色々ありますね~
わさび味のポテトチップスもなぜかハラルフードです。
ハラルフードに関してはイオンより、業務スーパーの方が充実してると思います。
最近だと、スーパーでのハラルフード以外にもハラル対応のカレー屋、ラーメン店、和食店などが増えていますし、空港や大都市ではイスラム教の方向けに「祈祷室」が整備されているところもあります。
今後、行政書士として国際業務に取り組んでいくのであれば、イスラム教の方との関わりは避けて通れないものと思います。すでに技能実習などで来ているインドネシアなどもイスラム教の方いますしね。
日本人から見ると、仏教やキリスト教、ヒンドゥー教と比べてイスラム教の教えは独特のところがありますが、この宗教の人をどこまで理解して、受け入れられるか(また、イスラム教の方は考えを変えない人も多いので、こちらから歩み寄らないといけない気がする)。
私は連帯保証人にはなれませんが、宗教的な考え方も含めて、彼らを理解する努力はしたいと思います。

直接の国際業務ではないですが、先日取得した食品表示診断士の資格で、ハラル認証のお手伝いとかできるような仕事ないかな~