
こんばんは。苫小牧市のありのみ行政書士事務所です。
いつもは月初は比較的業務や心に余裕があることが多いのですが、今月はありがたいことに月初からバタバタっとしております。
おかげで事務所内がお客さまの色んな資料が散乱していてカオスな状態になっています(;・∀・)
今回、お客さまからお預かりした資料の中で衝撃を受けた書類がありまして…。
よく、契約書上で
「○○(以下「甲」という。)と××(以下「乙」という。)は、△年△月△日付で、以下のとおり契約を締結した。」
など、契約当事者の呼び名・略称として、「甲・乙」という言葉を使うことがあると思いますが、
甲じゃなくて、申になってる( ゚Д゚)
しかも、複数枚…。
私が知らないだけで、申乙ってあるのかな?と思って調べてしまい、無駄な時間を過ごしてしまった…(´-ω-`)
申乙って書かれた契約書を見たことがある方はこっそりご一報ください(笑)
さて、契約書における甲乙の使い方ですが、
契約書において正式名称で毎回表記してしまうと、一文が長くなりやすく視認性が悪くなりがちですが、正式名称を記載した後に甲乙を用いることで、正式名称を記載する手間が省け、契約書の文章が短くなるため、全体がまとまった印象になります。
また、契約書のひな形として使いまわししやすくなります(笑)
ただ、甲乙の使用は法律で定められているわけではないですし、普段契約書等を見慣れていない方であれば、異なる略称(買主・売主、貸主・借主等)を使用したり、もしくは長くても正式名称のまま表記する方が分かりやすい方もいると思いますので、お相手の方に合わせて分かりやすい表記を心掛けると良いと思います。
甲乙の由来は、古代中国の十干(じっかん)で、10日を一区切りにして1日ずつ名前をつけたものです。干支の日付版みたいな感じですかね。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸とあり、契約当事者が3者以上いるときは甲・乙・丙・丁・戊…と続きますが、4者以上いる契約書を私は見たことがありません…。
「甲乙」は契約の上で対等な当事者であるはずですが、
契約書作成においては一般的に、甲は委託者や貸主などの立場が上になるほうであり、乙は受託者や借主などの立場が下になるほうに対して用いられることが多いです。
どちらが契約書を作成したかで甲乙を使い分ける場合は、契約書を作成した側の規模や力関係が大きい場合に使われることが多いです。
日本語の「甲乙つけ難い」などの言葉があるように、甲乙の表現に優劣関係を感じる人もいますので、気になる場合は取引相手が不快にならないようにされたら良いかと思います(日本人の心理ムズカシイヨ)。
まぁ何はともあれ、契約書の作成に不安があったら行政書士などの専門家にご相談くださいね。
他の書類も「苫小牧市沼ノ端」が「苫小牧市馬の旗」になっていたり、「工事」が「幸司」になっていたりして、どこの誰やねんって感じの誤字が多くて読むだけで疲れてしまった。。。
報酬を頂いて書類を作成する以上、見直しする時間と心の余裕が必要だなと改めて思いました。